6.17.2012

信じられないのが、

信じられないのが、宮城県の気仙沼や、岩手で、 ワカメ、貝類などの漁を再開したことである。 しかもその上、ヒラメなどの底魚まで、出荷が始まる。 海藻、貝類は「動けない」のですから、 この14ヶ月の間、福島第一の海から流れてきた、 猛烈な量の、高濃度の放射性物質を確実に取り込んでいます。 海水そのものは、流れて希釈されても、生物の体内では、 決して、希釈などされません。 何度でもこの海洋汚染の実態を頭に入れてください。 ですから、誰一人も、漁業組合の測定値なんか信じませんよ。 なぜならば、規制値以下とか、検出限界未満というのは、 どうやって発表しているのかと言えば、 無作為に、多数の魚介類や海藻から、 「抜き打ち検査」をしているならば、まだマシだがそうではない。 実際には、 「検出限界未満のサンプルが出るまでは、何十品でも検査し」、 やっと検出限界未満とか、規制値以下が出たらば、それを公開する、 というのが、農協や漁協の常套手段である。 つまりその他、9割の汚染されたサンプルは「なかったこと」にされる。 全量検査なんか、していないのですから。 そして「ちゃんとサンプルを、測定しましたから」という、 「既成事実だけを、大々的に誇示する」。 こうやって、農作物でも海産物でも、規制値以上の汚染の食材が、 他都道府県に出回ってゆく。

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