3.17.2011

イギリス政府は東京在住者への健康被害の可能性はないと

15日現在の評価で現在更に数値は低下している。

イギリス政府が科学顧問のHilary Walkerなどに依頼して日本大使館に送ってきた、15日現在の影響評価(日本語要約by岩瀬大輔氏)ー池田信夫氏ブログから引用、

引用開始、

◯1つの原子炉がメルトダウンしても、被害が出るのは50キロ圏内。2つ以上の原子炉がメルトダウンしても、被害はあまり変わらない。

◯現在の20キロ圏内の避難勧告は、妥当な判断。

◯専門家は、東京在住者への健康被害の可能性はないと見ている。

◯専門家は、風向き云々ではなく、東京は距離的に離れているから健康には影響ないと見ている。

◯原子炉が冷やされるにつれて、10日程度で状況はかなり改善する。

◯日本の当局から出される情報は、多くの機関から監視されており、現在まで正しい情報を流していると見られている。

◯チェルノブイリとはかなり状況が違う。チェルノブイリの時は、原子炉がメルトダウンし、ケースが爆破し、何週間も炎上していた。チェルノブイリの時でさえ、30マイル(50キロ)離れていれば、健康を守るのに十分だった。一番問題となったのは、被災した食料・飲料を食べて病気になったこと。当時、食料の放射線レベルを測定したり、危険を知らせる試みは、全くなかった。

◯ブリティッシュスクールの校長は、学校を閉鎖し続けるか質問してきたが、原発を恐れ、閉鎖する必要はないと回答した。

◯ヨウ素に関して、専門家は、多量の放射線や被災した食料・飲料を取り込んだ際に限り必要となるもので、長期にわたり、ヨウ素を体内に取り込むのは、どんな場合であっても、不健康。

引用終わり。


因みに、チェルノブイリは旧ソ連が原爆技術をもとに開発した黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉(RBMK)。福島第一のアメリカ式Mark1型、2型と全く異なる方式で、チェルノブイリの場合は、動作原理の欠陥で通常運転100万kW電気出力の10倍のエネルギーで即発臨界爆発したという話なので、比較してリスク話をあおるのは論外。福島第一には全く当てはまらないチェルノブイリRBMK型の"正のボイド係数" 欠陥は、 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/cher-1index.html などで理解して欲しい。

0 件のコメント:

コメントを投稿